Pignolo ピニョーロ
Pignolo ピニョーロ
ワインデータ
ワイナリー | Specogna(スペコーニャ) |
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生産地 | Friuli-Venezia Giulia(フリウリ ヴェネツィア ジュリア州) |
原産地呼称 | Colli Olientari del Friuli D.O.C |
葡萄品種 | ピニョーロ 100% |
収穫年 | 2011 |
タイプ | 赤 フルボディ |
アルコール度数 | 14% |
ワイン醸造について
ピニョーロはかつて『豪華絢爛たるその酒質』『創造の限界を超えた豊かさ』などと評されてきましたが、フィロキセラ禍により壊滅状態にありました。しかしロサッツォに残っていたその樹を1979年から接木により今日ではこの品種のワイン造りが復活しました。
標高170mの丘で栽培され砂岩を含む泥灰土、樹齢26~30年。
手作業で収穫し、10kgごとに箱に入れます。ソフトプレスにて搾汁ごスロヴェニア産のオーク大樽にて14日間果皮と共に醸しとアルコール発酵を行います。
50%は500Lのオーク樽で残りの50%はオークバリックで約36~38か月熟成、1月(満月から新月までの欠けていく月)にフィルターをかけずにボトリング。その後1年間の瓶熟を経てリリース。
コメント
強くはっきりとしたルビーレッド、深いスミレの色が見られ、プラム、スミレ、サクランボ、ラズベリー、カカオ、コーヒー、なめし皮、ヴァニラ、スパイス等様々な香りが感じられます。
フルーティーでエレガント、まろやかなタンニンと酸味が長く続きバランスの良い味わいでフリウリの高貴なワインを体現しています。
肉料理全般(ジビエも含む)と良く合い、その料理を選びませんチーズとも合せることが出来ます。サーヴィス温度18度。
生産者について
Azienda Agricola Specogna
(アジェンダ アグリーコラ スペコーニャ)
1963年にレオナルド スペコーニャがフリウリのブドウ畑の中心部にあるロッカ ベルナルダ ・ コルノ ・ ディ ・ ロザッツォの丘の上の土地を買ったのが始まりで、その後3代に渡りワイン造りを勤しみ、伝統と過去からの教訓、現代の技術をミックスすることによりその品質を向上して行きました。
この土地は海から来るBora(ボーラ)と呼ばれる暖かい風とスロヴェニア方面の山から吹く風がぶつかる場所でその寒暖差がワインにとっては理想の場所になっております。ブドウの最高の品質を維持するために収穫して搾汁後は温度調節が出来る特殊なパイプを通って同じく温度調節が出来るタンクに直接送り込まれます。
スペコーニャの目標はブドウの質の高さを可能な限り保つこと、さらにはブドウの品種の特性を最大限に生かすこと目指しております。